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・発表会のあり方を考える(2003/7/23)

 2003年4月6日 茉裕子の通うY音楽教室で年に一度の発表会が催されました。
年に一度と書きましたが、例年では二年に一度。音楽教室のカリキュラムは二年ごとにクラスが上がる仕組みになっていて、例年まではそのカリキュラムの修了も兼ねて大々的に発表会が催されていた訳ですが、今年からは「年に一回は発表会に参加しよう」という方針に変えたようです。ここまでは特に異論もないんですけど、問題はその内容です。
 我々親は、子供にピアノ(エレクトーン)を通して音楽に慣れ親しんでもらおうと教室に通わせているんですけれども、今回の発表会では「歌を歌います」ということでした。それも大分地区の同学年の生徒全員で(約60人)。もちろん、他の学年ではちゃんとグループでピアノやエレクトーンを弾く生徒もたくさんいます。お兄ちゃんがそのクラスにいたときは、二年に一度のコンサートで、ちゃんと舞台で一人でエレクトーンを弾いたんですよ。一体なんのために音楽教室に通わせているんだか・・・。
 茉裕子達のクラスは、まだ習い初めてやっと一年になる生徒ですからはっきり言って発表会で演奏する程のレベルにはほど遠いとは思います。それならば歌を・・・ってことなんでしょうかど、習って一年程のレベルの生徒を、わざわざ発表会に参加させる意味があるのでしょうか? さらに、茉裕子よりも一つ上のクラスの生徒達も、何と歌だけ! 習い初めて二年になる生徒達も発表会で歌だけですよ。 昨年までとはかなり発表会の赴きを変えたかったんでしょうけど、これじゃあ子供たちがかわいそうです。
 実は、「今回の発表会では歌を歌って貰います」という情報は以前から聞いていました。そう聞いて最初は断ろうかとも思いましたが、茉裕子のクラスで茉裕子だけ出ないという訳にもいかないでしょ? 後で聞いた話ですが、茉裕子のクラスの父兄全員、同じような感想を持っていたそうです。色々と文句もありますが、それをぶちまけても子供たちがかわいそうなので、発表会には参加することにしました。
 数週間がたち、発表会まで三週間程となったころ、教室で先生から「発表会の申し込み用紙をお配り致します。発表会の1週間前までに参加料を添えて提出してください。」 この瞬間、教室の空気が凍りました。参加料? 60人まとめて1曲の歌を歌うだけなのに参加料を取る〜!(-_-メ) しかも納得のいかない金額でした。 発表会でピアノ(エレクトーン)を弾くならいざ知らず、60人まとめて1曲の合唱で参加料を取るとは・・・。はっきり言って切れてしまいました。先生に直接文句を言ってもしょうがないので、事務局の方にそれとなく今回の発表会での感想を伝えておきました。やはり我々だけでなく、大分地区の各方面の教室からも同じような不満を持った父兄もいらっしゃったようです。
 しかし、その歌1曲のために、まず全体での予行練習をするからといわれ大分市まで通い、本番の日は「全体のプログラムを本番前にスルーします」といわれ朝早くに会場に行き、しかも段取りが悪く、この日結構寒かったにもかかわらず、会場の外で長時間待たされるし。 一体何のための、誰のための発表会なんだか・・・。教室の先生方の自己満足のために、生徒や父兄が踊らされていたようにしかとらえることが出来ません。
発表会の翌週、教室では「先週の発表会について御父兄の方々の意見を伺いたいのですが・・・」と、先生が意見を求めてきました。それだけ、父兄の間では今回の発表会の内容に不満をもたれた方が多かったのだと思います。
 先生も苦し紛れな言い訳をしていました。「当音楽教室ではリズム・歌・演奏というものすべてを通して音楽を楽しんでもらおうと考えています」だって。
なるほど・・・歌ね〜。だったらちゃんと、発声の仕方、呼吸や息継ぎの取り方、声の強弱の付け方などをしっかりと子供たちに教えて貰いたいものだ。日ごろピアノやエレクトーンの弾き方主体で教えていて、こんなときだけ「歌」を教えているからなどと言う見え透いた言い訳が通ると思っているところが気にくわない。

幸平の頃は教室での練習はもちろん、発表会等もとても満足のいくものでした。
来年の発表会では、ちゃんと茉裕子の演奏が聞けることを願っています。

・茉裕子チェック!(2003/4/3) 

 忘れ物の多い、ボケボケのおにいちゃんと違って、二番目でしかも女の子の茉裕子はしっかり者。
今日、ヤマハ音楽教室がある幸平は、昨夜けいちゃんから「あしたの音楽教室の準備をしておくのよ。」と言われていたのもかかわらず、結局忘れたまんまで寝てしまいました。(このとき、茉裕子はすでに寝ていました)
で、翌朝、茉裕子が朝起きての第一声が「・・・う〜ん・・・おにいちゃん、音楽教室の用意出来てる?」だって・・・。我々二人は唯々感心するばかり。
同じ人間が育てたのに、この違いは何ナノでしょう?
傘一つ取っても、下校時に晴れていれば、幸平は確実に学校に忘れてくるのに対し、茉裕子の場合、同じく晴れていてもちゃんと傘をもって帰ります。時々忘れていることもありますが、そういう場合も途中で気がつきます。
はきはきしているのは良いことなんでしょうけど、度が過ぎると嫌みっぽくなりそうなので、その辺を注意しながら幼稚園生活を見守って行こうと考えてます。
にしても、もうちょっとしっかりしてよ!おにいちゃん!

・つっこみ茉裕子!(2001/3/9)

 茉裕子と先週のポンキッキのビデオを見ていたときのこと。ガチャピンのチャレンジシリーズっていうのがありますよね。ガチャピンが様々な季節のスポーツをやってのけるというコーナーです。スキューバダイビングとかスキーのハイジャンプとかスノボーとか、結構さまになってこなしていますよね。先週は、スカイダイビングに挑戦していました。
 この週、ある程度コーナーも進み、ガチャピンが大空をスカイダイビングして飛んでる場面に・・・。
そこで茉裕子のキョーレツな一言が・・・

茉裕子:「ムックは何処に行ったん?」

おお〜っ、強烈なつっこみだぁ。いつもムックは応援しているだけだモンね。この日もダイビングする前に、ガチャピンとムックのやりとりがあって、その後、ガチャピンは大空へ!

茉裕子:「ムックは何処に行ったん?」

オレ(笑):「ホントだね。ムックは何処にいったんだろうね」

・やって良い事、悪い事(2001/1/16)

 最近立て続けに幸平に問題が起きました。一つ目は先日。児童クラブ(放課後子ども達を預かってくれる施設。下段の方を参照下さい)での出来事。

 おやつの時間に出されたうどんに、幸平がお茶を混ぜてしまいました。(おやつにうどんも珍しいが・・・)結局、まずくなったそのうどんに、幸平は手を付けずじまい。コレはチョット問題有り。
どうしてうどんにお茶なんか混ぜたのか聞いてみると

幸平:「あんなあ、うどんとお茶を混ぜると、どんなふうに色が変わるか試してみかったんやぁ」

と言うでは有りませんか。好奇心旺盛なのは解りますが、児童クラブの方がせっかく作ってくれたモノにお茶をいれて、食べずじまいじゃあいけませんねえ。

妻:「幸平、食べ物で遊んじゃだめでしょ?作ってくれた人がかわいそうでしょ」

幸平も、そのことは理解できてるんでしょうけど、やはり好奇心が先に立ってしまったのでしょうね。

でも、やはりこのままじゃいけません。幸平が食べるはずだったうどんはどのようにしてうどんになったのかコンコンと説明する事になります。小麦を作る農家の人、それを粉にする人、うどんをこねる人、そのうどんをお汁で煮て食べられるようにしてくれた学童の指導員の人。いろんな人の手が掛かっていることを妻が説明していました。

オレ:「幸平、食べる前に手を合わせていただきますするだろ? 何で手を合わせるか解る?」
幸平:「・・・・」(黙ってクビを横に振ってます)
オレ:「あれは『ありがとう』っていう意味なんだよ。食べ物作ってくれた人たちにありがとうする
    んだ。だから食べ物で遊ぶのはいけないことなんだよ。」

幸平は、小さくうなずいていました。幸平もホントは解っているよね。
で、その出来事もさめやらない今日、今度は学校の3階から、図書の本を一階に投げてしまったとのこと。その理由を幸平に聞いてみます。

妻:「幸平、どうして本を落としたりしたの?」
幸平:「・・・・」(だまって、一点を見つめています)
妻:「どうして? 黙ってたら解らないでしょ」

学校の担任の先生が、連絡ノートに書いている内容では「幸平君がわざと3階から本を落としました」と書いて有ります。しかし、ココで先生の言うことばかりを信じるわけにもいきません。ちゃんと本人に理由を聞いてみないことには・・・。
しばらくして、幸平がぼそぼそと話し始めました。その内容によると、幸平は本を指でつまんだ状態でふざけていたんだそうです。まあ、落とすふりをしていた訳ですね。ところが指が滑ってホントに本が落ちてしまった訳です。本人もその時に「しまった」と思ったそうですが、端から見ていると、わざと本を落としたようにみえますよねえ。それを見ていた先生が「幸平君はわざと本を落とした」ととらえたんだと思います。幸平の言うことも全て真実だとは限りませんが、本人も反省しているので有れば、とりあえず信じてあげるしかありませんからねえ。もちろんふざけていたとはいえ、やったことは「悪いこと」なんですから、昨日同様、コンコンと、言い聞かせ増した。本よりももっと大変なのは、本が落ちた場所に誰も居なくて良かったと言うことです。もし、他の生徒の頭にでも落ちていたらと思うと、ゾッとしますよねえ。幸平もそこまでは考えがまわっていなかったでしょうから。

この2日間の出来事で、少しでも人間的に成長してくれていればと願う「まあさん」と「けいちゃん」でした。

・感心!(2000/8/7)

 幸平とコンビニに買い物に行ったときのこと。
「一つだけ好きなお菓子を買っても良いよ」といったところ、グリコの「プチプチフルーツ」っていう、カプセル状のお菓子を持ってきました(仁丹の大きいようなやつ)。こいつ、こういうお菓子が大好きなんですよね。高い割にあまり身にならないというか・・・。同じ金出すならスナック菓子のほうが賢明な選択だと私は思うんですけど(セコイだけかな)。んで、帰りの車の中で、その「プチプチフルーツ」の「レモン味」を見せながら

幸平:「あんなあ、おとうさん。これのもう一つに「梅ミント味」っていうのがあったんやぁ」
俺 :「「梅ミント味」かあ。なんかまずそうだなぁ。」
幸平:「うん、そうやろぉ。ぼくもそう思ってこっちを買ったんやぁ。
    でもなぁ、梅ミント味を食べてる人もたくさんいるよ。」
俺 :「ん? なんで? そんな人、たくさん観たの?」
幸平:「ううん、だってなあ、(陳列)棚の中の(梅ミント味)の数が少なかったから。」

おおっ、すごいぞ幸平!状況の観察力がちゃんとついている。「商品(在庫)が少ない」=「売れている」
という事を理解しているとは。

流石、我が息子〜〜〜〜っ。(やっぱり親バカ)

・飛び火

 飛び火と言っても、火の粉が飛んでくるわけじゃなく、小さいお子さんをお持ちの方には解ると思います。そうです。あの「飛び火」です。幸平がこの飛び火になっちゃいました。
  最初は右腕の付け根に赤いポッチが一つあっただけなんです。「蚊に噛まれたのかな?」程度のものだったんですけど見る見るうちに右上腕と右胸部周辺に広がってしまいました。これで大好きなプールにも当分入れません。そして、茉裕子に飛ばないように、お風呂なども別々に入れてます。飛び火って小児(6歳位まで)にかかる一種の細菌性のできもの(赤い斑点)なんですが、放っておくと体全体に広がります。幸平は現在6歳なんですが、締め切りぎりぎりセーフでかかっちゃいました。感染力が強いので、お風呂やプールに入ると兄弟やお友達にも染ります。風邪のように熱とか出る訳じゃ無いんですけどやはり注意してあげないと、皮膚が膿んできて、非常にかゆがったりします。早期の治療だと、ひどくならずに済みますしね。
  一週間はプールだめだね、幸平君。

・草取り手伝ってくれてありがとう( ; _ ; )

 日曜日、お庭の草取りをしていると娘(茉裕子)がヒョコッとあらわれて私の側で遊んでいます。しばらくして茉裕子の方を見るとなにやらやっています。何をやってるんだろうと思ってよくよく見てみると、ズラッと植えていた朝顔の苗を片っ端から引き抜いています。
「あ”〜〜〜っ」 な、何て事を・・・。しかし、叱るに叱れない・・・。本人はお手伝いのつもりだったんでしょうから。
「まゆちゃん、ありがとう。でもね、これ、お花の苗なんだよ。これは抜いちゃだめなんだ」
でもそんなこと言っても解ってもらえる訳が無く、引き抜いた朝顔の葉っぱを持って家の中へ。
「お母さん。これ!葉っぱ取ったよぉ〜。ほら、葉っぱ、すごいでしょ!」だって・・・。
今から花を付けようとしていた朝顔さん、哀れ怪獣まゆゴンの餌食となってしまいました。
ゴメンナサイ。

・ピカピカの一年生!(2000.4.13)

 小学校の入学式でした。夫婦そろって参加してきました。幸平は一年二組。
 受付が終わると上級生のお姉さんの引率で教室に入っていきました。おねえさん...てとこがミソで、幸平はなんのためらいもなく校舎へ入っていきました。ホントにもう...。
  教室では盛んに発言をしていました。発言と言うよりも、ほとんど主張ですかね。先生の所へ行き、耳打ちで何かしゃべっていました。それをみたクラスメートが何人か幸平の真似をしてました。先生も少しもイヤな顔もせず、子どもに付き合ってました。まだこれからですが、非常に感じの良い先生で、妻も安心したようでした。なにはともあれ、これからなのです。たのしい学校生活を送って欲しいですね。
 うちに帰って、昔のビデオで幸平の幼い頃の映像をみて、ますます感激も一塩でした。今の子はいいですよね。ビデオなるものがあって。自分の幼い頃がどういった感じだったのか見てみたいですねえ。(8mmなるフィルム撮像もありましたが、一般にはそれほど普及してませんでした)でも自分の幼い頃を見ると、今の自分の子どもを叱れない状況になってしまうかもね。イヤなところが自分にソックリだったりして。ん〜っ、それでも見てみたいです〜。「ドラえも〜ん。タイムマシンだして〜。」って言いたくなりますよね。

主役は僕!(2000/2/24

まじめな話題の多い子育て奮闘記になってしまいそうなので、不定期連載ダイアリーネタなのをひとつ、こちらで紹介します。

 幸平の幼稚園の発表会です。最近の幼稚園の出し物、特にお遊戯は時代の移り変わりとでも申しましょうか、「あらし」や「プッチモニ」なんですね〜。僕らの頃は、「おもちゃのマーチ」とかでしたよ。んで、幸平に「「あらし」やるの?」と聞くと「ううん、パネルシアター」だとか。幸平のクラスは2/3が女性なのですが、残り1/3の男性陣(10名)のうち9名は「あらし」を踊るそうで...。幸平に「なんでみんなは「あらし」踊るのに幸平は踊らないの?」と聞くと「だって10人も踊ったら僕が何処にいるか良く解らないじゃん!」だって。保育園のころから発表会では結構目立つ存在でしたが、実は結構計算してたみたい。ちなみに言うまでもなく「パネルシアター」では、男は幸平ただひとりです。なかなかやるなと思いました(笑)。  

・学童保育とは...?

 けいちゃんSideにもちょっと書かれている事ですが、幼稚園の先生(もち、保母の資格がある!)と児童クラブ(学童保育)の指導員(この指導員は生徒の保護者の方々、つまり普通の主婦。もともとボランティアベースの活動だったので、保護者の方々で運営されているのです)とで、子供のことで色々と言われることも多いのですが、困ったことに双方で全く正反対のことを注意されるのです。
 例えば、「学童保育からの逃亡」ということで妻の方でも紹介してますが、この事件の後、幸平は超問題児のレッテルを貼られ、しばらく妻が学童保育に付き添うということになったりもしました。確かに学童保育の活動区域外に幸平が出てしまったことは事実なのですが、指導員の方々もただ叱るだけでなく、どうして活動区域外に出ていくことになったのか、指導に問題がなかったか、そしてそうなってしまった子供の気持ちを理解してあげて欲しいものです。このあと、妻が小学校のグランドを幸平と一回りして、「ここからでちゃいけないのよ」と、一つ一つ再確認させてました。
 実は幼稚園でも同じように幸平が姿を消して大騒ぎしたことがあったそうなのですが、我々夫婦はその事実をしばらく幼稚園から知らされませんでした。その理由は、「幼稚園で起こったことは、なるべく幼稚園の中で解決させたいから」だそうです。つまり「幸平君は団体行動が苦手なようなので、団体の一員として行動できるように、幼稚園の方で訓練させて行きましょう。そのための幼稚園なのですから。おうちではこのことで幸平くんを叱らないようにしてあげて下さい。おうちでは愛情いっぱいで幸平君を受け止めてあげて下さい。」ということでした。
 もちろんこれと同様に幸平に対する双方の態度にも違いが現れているのは明白で、その影響か、とくに学童保育での幸平の態度に顕著に現れるようになりました。指導員の人にやってはいけないと注意されることをくりかえし行うようになりました。例えば「トイレじゃない場所に平気でおしっこをする」とか、「女の子に執拗に抱きついていく」とか「指導員の胸をさわる」とか...。そして指導員の方は必ず「おうちでもちゃんと言い聞かせて注意して下さい」、それでも幸平の態度が変わらないため、数日後には「ちゃんと注意してくれてますか!」って言うんですよね。一応は家に帰って幸平に注意するのですが、その場で叱ってもらうのが一番なんでよね...。やはり現行犯で注意して欲しいんですよね。うちでは家のまわりとかで何処でもおしっこするなんて事は無いんですよ。家でも言い聞かせる事は出来るでしょうが、それでは身に付かないというか...。幼稚園の先生もおっしゃるとおり、やはり団体生活の掟は団体生活のなかで育てていかないと...って思うのですが。
 そして幸平も最終的にさらに気持ちが不安定な状態になり、「学童での様子がおかしいんですよ」と指導員の方にいわれるようになりました。そして挙げ句の果てには「お家であんまり叱り過ぎるんじゃないですか?」だって。この言葉にはとうとう私も切れてしまいました。自分たちの発言にもうチョットは責任をもってもらいたいものです。言ってることが日々違う。保育のプロじゃないのは承知しているんだから、責任もてないのなら子育てに対する中途半端なアドバイスや意見はしないでいただきたいものだ!このころ、妻は毎晩目に涙をためて幸平の寝姿をみてることがありました。何気ない一言、中途半端な忠告がこんなにも人に影響を与えるものだということを認識してほいしいものです。もちろん指導員の方にも、ことを荒立てないようにしてお話ししておきました。
 妻が幸平の友達の親から「親業」の事を聞いてきたのはこの頃でした

・雨の日の失踪事件

 子供のころ。親に叱られて、良く納屋や押入などに入れられた事ってあるでしょ。
 幸平が2歳半のころ。まだアパート(2階の部屋でした)に住んでいた私たちは、あることで息子(幸平)のあまりのわがままに耐えかね、反省させようと玄関の外に出したのでした。雨のなかではあったのですが、アパートの二階の玄関先は風こそ少々吹くものの雨はしのげるほどの広さがありました。息子を玄関の外に出し、のぞき窓からしばらく様子を見ていました。当然、泣き叫んであやまりだすと思っていたのですが、息子は泣き叫ぶこともなく、ゆっくりと階段を下り始めるでは有りませんか!(普段からあまり親の後を追う子ではなく、田舎の母に預けてもけろっとしているような子です)それでもこの雨の中だしすぐに帰ってくるだろうと安易に考えていました。しかし、しばらくしても戻ってくる気配がありません。「もしかしたら!」と思い二人で外に出てみましたが、幸平の姿は既になし。あわてて手分けして探しました。アパートを出てまず周辺、いない!。次にそこから左に多少下ると結構交通量のある通りがあるのですが、その道路上をびしょぬれになりながらぐるぐると走り回っている幸平を発見!すぐ側を一台の自動車が走り抜けて行きました。(まさかこんな雨の夜に2歳の子供が、道路の真ん中を走り回っているとは運転手も思わないでしょうからね)すぐに幸平を抱きかかえ、おもわず「バカ!なにをしてるんかおまえは!」と、また大きな声で叱ってしまいました。あのとき自動車と接触していたらと思うと今でもゾッとします。
  私たち夫婦も相当反省しました。安易な折檻の方法を取るよりも、時間をかけてちゃんと言い聞かせて、何処がいけなかったのかを認識させながら叱るべきですね。あの場合も、もし幸平が玄関先で「おとうさ〜ん、おかあさ〜ん」と泣いていたとして、「親は怒ると怖いんだ」と認識できても、何をして叱られたのかが解らないままで結局コミニュケーション取れてないんですからね。とまあ頭では解っていてもいざそのときに冷静になって考えるのは難しい事です。
  いまはこうして元気に、そして良い子に?育っているからいえる話でした。

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